■コーヒー>コーヒーの植物学
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●樹
アカネ科の常緑潅木で、
枝葉は対生して光沢のある葉を持ち、
樹皮は粗く灰白色を呈しています。
花は純白でジャスミンのような芳香を放ち、
アラビカ種、カネフォラ種(ロブスタ種)共に5片の花弁を持ちます。 |
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●果実
花弁が落ちてから6~8ヶ月かけて楕円形の果実になり、
初めは緑色ですが熟成すると真紅から暗紅色に成熟します。
品種によっては成熟するにしたがって黄色になっるものもあります。 |
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コーヒーの実は、外から中に向かって
1,外皮
2,成熟すると甘味に富む果肉
3,パーチメントと呼ばれる内果皮
4,シルバースキン(薄い銀色の皮)
5,種子
からなります。 |
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●主要品種
コーヒーの品種には100種類以上ありますが、
商業栽培には高い生産性や耐病害虫性が求められる為、
現在は以下の2種類が栽培の主流になっています。 |
1,アラビカ種(コフィア・アラビカ)
エチオピアで自生していたもので、
樹高約5m、葉長約15cmの常緑低木。
乾燥・低音・高温多湿・病害虫に弱いが、
品質が良く生産性が高いことから世界各国の主要栽培品種になています。 |
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2,カネフォラ種(コフィア・カネフォラ)
アフリカのビクトリア湖周辺で発見された品種。
樹高は10m以上に達し、
葉長は20cm程度の長くて大型の葉を持ち、
高温多湿や病害虫に強く栽培が容易です。
カネフォラ種の中で最も有名な品種はロブスタ種ですが、
アラビカ種とは全く異なる風味を持ち、
アラビカ種の2倍のカフェインを含有しています。 |
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